田村の
思考法

地球を楽しく生きるガイドブック

スーパーツリー

はじめに

これまでの経験や読書を通じて、私は多くのことを学んできました。
気づくまでに時間がかかったこともあれば、失って初めてその大切さを知ったこともあります。

私は特定の宗教の信者ではありませんが、私の思考法は学校では決して教えてくれないような内容です。
私たちは、生まれて言葉を覚え、大人たちから多くを学びます。
そして、今度は私自身が「大人」の一人として、地球を楽しく生きるためのガイドブックを作りたいと考えています。

ここに、私が大切にしている 「地球を楽しく生きる 田村の思考法」 を記します。


1.宇宙発の地球100年旅行

100年の地球旅行

僕の体は、もともと宇宙のどこかに散らばっていた、小さな小さな分子たち。
そこに「僕」という意識だけの存在が加わり、地球旅行に出かけることを決めた。

親を選び、この体を借りて、いざ旅のスタート。

旅行は楽しくてスリリング
もちろん、冒険がつきものだ。

でも、長く滞在すると、つい旅行気分を忘れてしまう。
だからこそ、「36500泊の旅行」だと意識し続ける。

もし体をレンタカーにたとえるなら、修理も燃料も自分持ち
大切に扱わなければ、途中で動かなくなってしまう。

旅の途中、暗いニュースを垂れ流すテレビは見ない。
余計な荷物は増やさず、軽やかに進もう。

さあ、今日もワクワクがいっぱいだ!


2.幸せな未来の方程式

幸せな未来をつくる方程式があります。
行動の数値は「日数」
心の数値は 「0から1000」までの範囲です。

心 × 行動 = 幸せな未来

  • 20(恥)× 1日 = 20
  • 1000(悟り)× 1日 = 1000

つまり、自分を恥じる心の状態では、1日行動しても、幸せな未来は「20」です。
しかし、悟りの心の状態であれば、たった1日でも「1000」という大きな幸せを生み出せます。

行動日数を増やすには時間が必要ですが、自分の心をご機嫌にすることで、幸せな未来の数値は一気に高まります。

自分をご機嫌にすることが、一番効率のいい方法なのです。

ひすいこたろうさんの動画を是非見てください


3.受けいれ、認め、ゆるし、愛しています。

受けいれる様子

「なんであんなことを言ってしまったんだろう…」

そんなふうに自分を責め、罪悪感や恥を抱えてしまうことはありませんか?
しかし、その状態では心の意識レベルが低くなり、幸せな未来の方程式に当てはめても、良い結果を生み出すことはできません。

例えば、
「あの時、あんなことを言ってしまって、私って最悪…!」
と落ち込んでしまったとき。

そんなときこそ、声に出してこう言ってみてください。

「私は、あんなことを言ってしまった自分を受け入れ、認め、許し、愛しています。」

本気でそう思えなくても大丈夫です。
言葉には言霊があります。
たとえ気持ちが追いつかなくても、言葉にするだけで、少しずつ心が変化していきます。


4.私も神様、あなたも神様、みんな神様

大鳥居

鹿島神宮に大鳥居を奉納した大成功者から、その秘訣を伺いました。彼は年に5回ほど鹿島神宮を参拝するそうです。

本堂には鏡があり、そこに映る者こそが神様なのだといいます。つまり、鏡に映るのは自分です。

人は皆、神の分御霊(わけみたま)を宿しており、
「自分は神様であり、隣にいる人も神様、みんな神様」
という考え方ができるのだそうです。

しかし、自我が芽生えると、人は互いを分け隔ててしまいます。
一方で、すべての人がつながっていることを理解し、心が開かれた状態を「悟り」と呼ぶのだそうです。

悟りを得るには厳しい修行が必要なイメージがありますが、実は「私も神様、あなたも神様、みんな神様」と唱えるだけでも、ゆっくりと自我という閉ざされた袋を縛っていた紐がほどけ、心が解放されるといいます。

父を「キコリノカミ」と名付けた日

私は、長い間 「木を切る」という行為 を否定的に捉えていました。
樹木を伐ることは、自然を破壊すること——そう考えていたのです。

しかし、ある日、私は自分の父を「キコリノカミ」と名付けました。

父は庭師であり、木を伐る仕事を続けてきた人です。
その行為を長く「マイナスなもの」と見ていた私でしたが、ふと気づいたのです。

木を伐ることも、またひとつの役割なのではないか。

そう思ったとき、私は初めて、父の仕事を認め、許し、受け入れることができました。

確かに、木を伐ることは一見「破壊」に見えるかもしれません。
しかし、それは新しい景色をつくるための「再生」でもあるのです。

心の壁が解放された瞬間、私は父と、そして木と、一つにつながることができたような気がしました。
「神様に上手に助けてもらう方法」著:斉藤一人


5.引き寄せの法則

きれいな泉

書店の自己啓発コーナーには、「引き寄せの法則」に関する本が数多く並んでいます。これらの本では、願望を「叶えたい」と考えるのではなく、すでに叶った状態を言葉にすることが重要だとされています。

例えば、
「私は大金持ちになりました。」
「私の能力は無限です。」
「今日もプールが売れました。」

といったように、すでに実現した形で言葉にするのです。

私の場合、お風呂の中でリラックスした状態で、それらの言葉を意識の奥深く、さらにその先の阿頼耶識(あらいやしき)にアップロードするようにしています。

これは、汚れた泉に透明な水を注ぎ続けるようなものです。最初は汚れた水が混ざっているかもしれませんが、透明な水を注ぎ続けることで、やがて汚れた水が押し出され、最後には完全に清らかな水になります。

同じように、疑わずに引き寄せたい願望を阿頼耶識に流し込み続けることで、次第にその想いが自動的に現実へと引き寄せられていくのです。


6.振り子の法則

振り子の法則

振り子は、すべての人の中に存在する生き物のようなものです。これは、人の怒りや不安をエネルギーにして揺れ続けます。

この振り子は、他の人の振り子が大きく揺れていると同調し、自分の振り子まで揺れ始めます。例えば、テレビのニュースで社会問題が報道されると、それを見た人の振り子が揺れ、その影響で次々と他の人の振り子まで揺れ始めるのです。

怒りの振り子が揺れている状態では、心が怒りや恐怖に支配され、「幸せな未来 = 心 × 行動」という方程式において、良い数値を生み出すことはできません。

だから私は、自分の振り子が揺れ始めたとき、俯瞰してこう考えるようにしています。
「こんな芸能スキャンダルで怒っても、自分には何の得もない。」

そうやって、振り子を意識的に止めるようにするのです。

「振り子の法則」 について、ぜひ調べてみてください。


7.見えないメッセージを受け取る心を持つ

本棚

もし、あなたがあの世に行き、大切な家族や知人にどうしても伝えたいことがあったとしたら、どうしますか?
幽霊になって現れても、相手には見えず、声も届きません。それでも、何とかして伝えようとするでしょう。私なら、葉っぱや小石など、何かしらの形でサインを送ろうとするはずです。

映画『インターステラー』では、父親が宇宙の彼方にある異次元空間から娘にメッセージを送ろうとします。直接言葉を届けることはできませんでしたが、本棚の本を落としたり、時計の針を動かしたりすることで、娘に気づいてもらおうとしました。

もしかすると、今この瞬間も、あなたを救おうと、目に見えない誰かが必死にメッセージを届けようとしているのかもしれません。

しかし、その声を受け取れるかどうかは、私たちの「気づく力」にかかっています。何もかも自分だけで考え、答えを見つけようとする執着を手放さなければ、届いているはずのメッセージを見落としてしまうかもしれません。

だからこそ、もっと周りに目を向けてみてください。虫の動き、目の前に落ちてきた木の葉、ふと耳に入ってくる言葉——それらは単なる偶然ではなく、あなたに何かを伝えようとしているのかもしれません。

大切なのは、「受け取る心」を持つこと。すべてを自分の力で解決しようとせず、執着を手放し、周囲のサインに耳を澄ませることで、思いもよらないヒントや救いが見えてくるはずです。


8.食べ物は敵か味方か? 体に喜ばれる食べ方

ステーキ

食べ物は、口に運ぶ前はステーキやお寿司、コーヒーといった「料理」の形をしています。しかし、ひとたび食べて飲み込めば、それは血や肉となり、エネルギーとして私たちの体を作る原料へと変わります。

だからこそ、食事のときに「まずい」とか「素材が悪い」などと不満を言いながら食べることはしません。「美味しい!」と言いながら食べます。それは、私にとって**「ようこそ、田村ランドへ!」**という気持ちで迎え入れる行為なのです。

もし、私が牛肉だったとしましょう。食肉として生まれたことを受け入れ、調理され、誰かの口に運ばれる。そして、その瞬間に「お前はまずいな!最悪だ!」なんて言われたら、私はこう思うかもしれません。
「僕は、お前にそんなことを言われるためにステーキになったんじゃない!そうだ、体の中に入ったら、痛い目に合わせてやろう。」

そう考えると、病気がちな人の体の中では、もしかすると食べ物たちが腹を立てて暴れているのかもしれません。

だからこそ、食べるときには感謝を込めて「美味しい」と言いながら、食べ物を迎え入れることが大切なのではないでしょうか。


9.正しさより楽しさを選ぶ

お好み焼き

昔、広島風お好み焼きと大阪風お好み焼きのどちらが美味しいかで口論になり、片方が刺されるというニュースを見たことがあります。
「そんなことで人を刺すのか?」と呆れましたが、振り返ってみると、こうした**「お互いが正しさを主張する言い合い」**は、日常の会話や会議の中でもよくありますよね。

「あいつの考えは最悪だ。俺の考えこそ正しい。」
そんな場面に出くわしたとき、僕はこう言います。

「きっとあなたの意見が正しいよね。僕はちょっと変わっているからね。」

意見の対立にこだわるより、相手の考えを受け入れる方が、ずっと楽しく生きられると思うからです。

また、僕が何かを決断するときは、**「正しい選択」ではなく「楽しい選択」**をするようにしています。
ずっと楽しい方を選んできましたが、おかげで会社も成長しています。

だからもし、あなたが何かに迷ったときは、「正しさ」に縛られず、「楽しさ」で選ぶことも、ひとつの道かもしれません。


10.お金は「ありがとう券」

ありがとう券

私は、お金を払うときに「ありがとうございます」と言います。
そして、お金を受け取るときには「ありがとうございます」と言われます。

私は、お金をただの紙や数字としては見ていません。
お金は「ありがとう券」だと思っています。
それは、誰かの役に立ったり、喜んでもらったりした結果として手元にやってくるものだからです。

ラーメンを食べたときも、ガソリンを入れたときも、「ありがとう」と言って「ありがとう券」を渡します。
そのお金は、ラーメンを作った人や、ガソリンを運んだ人の手に渡り、さらに誰かの役に立っていく。
そうやって、「ありがとう」は巡っていくのです。

私のお客様には、お金持ちの方がたくさんいます。
特に、プールを作る人はみんなお金持ちです。
では、なぜ彼らはお金持ちなのでしょうか?

彼らは、たくさんの人を喜ばせたり、病気を治したり、みんなが欲しがる製品を作ったりしています。
つまり、多くの「ありがとう」を生み出しているのです。
誰よりも早く、たくさんの「ありがとう券」を集められる人こそが、お金持ちなのです。

お金は、ただ持っているだけでは意味がありません。
本当の価値は、それをどう使うかにあります。
私は、たくさんの「ありがとう券」を集め、たくさんの「ありがとう券」を渡し、
その循環の中で、自分も豊かになりながら、この100年の地球旅行を存分に楽しみたいと思います。

お金は、「ありがとう」の証。
感謝の気持ちを込めて使えば、人生はもっと楽しく、もっと豊かになると信じています。


11.「いつか」ではなく「今」—大切なことを後回しにしない生き方

後回しにしない

「落ち着いたら旅行に行こう。」
「今は忙しいから、仕事が片付いたら庭を掃除しよう。」
「子供が受験だから……。」
「犬がいるから……。」

そう言って、あなたは本当にやりたいことを後回しにしていませんか?
「○○だから」と理由をつけて先送りしているうちに、月日はどんどん流れていきます。

私がこのことを強く意識するようになったのは、東日本大震災の後でした。
私は、甚大な津波被害を受けた地域へソフトクリームを届けに行きました。
被害の規模は想像を遥かに超えていました。

家を失った人々、日常を奪われた人々、そして「まさか自分がこんな目に遭うとは」と言葉を失う人々——。
誰もが「いつかやろう」と思っていた防災対策が間に合わなかったのです。

「今は忙しいから」「落ち着いたら」では遅いのです。
地震も津波も、私たちの都合を待ってくれません。

だから私は、「今やらない理由」を探す暇があったら、「今できること」をやると決めました。
「いつか旅行に行きたいね。」と言っている暇があったら、まずは旅の予約を取る。
「落ち着いたらみんなで集まろうね。」と言い続けるのではなく、日程を決めて声をかける。
「いずれはやりたい」と思っていることほど、まずは最初の一歩を踏み出すことが大切です。

人生は、待ってくれません。
間違った方向に進んでしまったら、ただ歩き続けるのではなく、どの道が最善なのか考え、方向を修正するべきです。
目の前にあるチャンスや大切なことを「いつか」と言って逃しているうちに、気づけば時間だけが過ぎ去ってしまいます。

災害対策も同じです。
「いつかやろう」と後回しにせず、できることを今すぐやる。
それが未来を守る行動につながります。

私の「地球100年旅行」は、後回しにしない生き方で、これからも盛りだくさんです。
あなたも、「いつか」ではなく「今」、行動を始めてみませんか?


12.「努力と根性」だけでは幸せになれない──逃げることの大切さ

トラと仔馬

中学・高校の部活動で、「努力と根性」を叩き込まれて育った私たち。
監督や先輩に殴られ、親からは「苦労は買ってでもしろ」と言われ、
つらいときも「諦めなければ幸せになれる」と教えられてきました。
でも、それは本当に正しかったのでしょうか?

私は、自分が親になり、会社を経営する立場になったとき、
過去の自分とは違う道を選ぶことにしました。

幸せは苦労の先にあるのではなく、今感じるものだ。

もし今、幸せではないとしたら、それは今のやり方や環境が合っていないのかもしれません。
そのことに気づき、やり方を変えたり、場所を変えたりすることで、
今まで走っていた道とは違う道へ進むことができます。

「逃げる」という選択肢を持つことも大切です。
なぜなら、野生の世界では、逃げなければ命を失うから。
人間だって同じ。苦しみの中で耐え続けるよりも、
より良い環境へと移る勇気を持つことが、幸せへの近道なのかもしれません。


13.「あなたのルーツを遡ると?— 20世代前のご先祖様の数に驚く」

200万人の先祖

私の1世代前には、父と母の2人がいます。
2世代前には祖父母が4人いるので、合わせると 6人 になります。

では、10世代前まで遡るとどうなるでしょうか?
理論上、2の累乗で増えていくため、10世代前には 約2,047人 の先祖がいたことになります。
さらに、20世代前まで遡ると、なんと 約209万人 にもなります。

また、人間の1世代の平均を 30年 とすると、20世代前は 約600年前(1400年代) にあたります。
この時代、日本では室町時代にあたり、足利義満や足利義教が将軍を務めていた頃 です。
そんな遥か昔にも、私たちのご先祖様は生きていて、日々を懸命に生き抜いていました。

私たち一人ひとりには、そうした数えきれないほどのご先祖様の血が流れ、DNAが受け継がれています。
以前の記事「7.見えないメッセージを受け取る心を持つ」でも書きましたが、ご先祖様の存在を意識することで、彼らの経験や知恵が私たちの中に息づいていることを感じるかもしれません。

そうした「見えないつながり」を意識することで、日々の生き方にも変化が生まれるのではないでしょうか。


14.あの経験のおかげでいまがある—ラグビー部の思い出と就職内定の話

ラグビー

大学生のK君は君は、高校入学と同時に、未経験ながらラグビー部に入部しました。
基礎練習ばかりの日々は辛く、何度も辞めたいと思ったそうですが、それでも3年生の引退試合まで続けました。

大学に進学し、東京での新生活が始まってからも、時折、ラグビー部での厳しい練習の夢を見ることがあるそうです。
もしかすると、皆さんもかつての部活動の厳しさを夢に見ることがあるのではないでしょうか?

大学ではラグビーから離れたK君でしたが、就職活動の際、大学で学んだことを生かせるかもしれないと思った会社の採用試験を受けることになりました。
面接や試験を重ね、最終面接で社長と対話する場面に。そこで予想外の質問が飛びました。

「君はラグビーをやっていたんだね。それはどんな経験だった?」

K君は、ラグビーを通じて得た忍耐力や精神力について話しました。すると、その姿勢が高く評価され、見事内定を獲得しました。
本人から喜びの連絡があり、こう言ってくれました。

「ラグビーのおかげで内定をもらったよ。本当にやっていてよかった。」

振り返れば、人生には楽しいこともあれば、辛かったこともあります。
中には、いじめやトラウマのように、思い出したくない過去もあるかもしれません。

しかし、その経験を後悔したり恥じたりするのではなく、「あの経験のおかげで今がある」と受け入れた瞬間、世界は明るく変わります。
経験は財産です。その財産を受け入れ、認め、許し、愛することが、人生を楽しく生きる秘訣なのです。


15.成功の反対は、なにもしないこと

私は子供のころから少し変わっていたようです。 それは、人と逆の方向に行く傾向があったからです。

世間に逆らっているわけではなく、ただ他の人と同じことをするのが気が進まないのです。

小学生の頃、理科の実験では、私だけが誰も選ばないテーマを選び、一人で実験をしていました。 社会に出て仕事を始めてからも、誰もやらないことを突然やり始めるので、周囲からは理解されませんでした。

しかし、それが話題になり始めると、最初は冷ややかだった人たちも真似をし始めます。 でも、その頃には、私はもう次の新しいことを始めているのです。

そんなことをずっと繰り返しています。

では、「成功の反対」とは何でしょうか? 多くの人は「失敗」と答えるでしょう。それが模範解答です。

しかし、私の答えは「何もしないこと」です。

私は今までたくさんの失敗をしてきました。 損をしたことも山ほどあります。

しかし、そんな数えきれない失敗のおかげで、私は今、成功しています。 人よりも多くの失敗という貴重な経験を積んできたからこそ、次の成功に繋がっているのです。

私の成功を真似しようとする人は大勢います。 「守破離」という言葉があります。 「守」は真似をすること、「破」は少しずつ変えること、「離」は自分だけのオリジナルを作ることを意味します。

しかし、私には「守破離」はありません。 なぜなら私はいつも自分が一番最初に失敗をし、それを成功に変えるからです。

小さな失敗の経験を積むと、次に挑戦する時の成功率が上がります。 子供だって最初はうまく歩けませんが、転びながらも歩けるようになります。 だから私は、自分の子供や社員から、失敗するという貴重な経験を奪いません。 乗り越えられない問題などないと信じているからです。

これからも私は「失敗する」という経験を何よりも大切にしていきます。

皆さんも、失敗をマイナスの恥ずかしい経験とするのではなく、成功するための大切なデータが得られたと考え、思い切って挑戦してください。


【衝撃体験】タブノキが告げた43mの啓示 ― 震災から学ぶ「備えよ常に」の真実

2月になると、14年前に父(キコリノカミ)から事業を承継した日の記憶が鮮明に蘇ります。

当時、ニュージーランドや三陸沖で地震が発生し、何となく胸騒ぎを覚えました。
学生時代にボーイスカウトで学んだ「備えよ常に」の教えを胸に、家具に留め具を付けたり、備蓄品を整えたりと日々の準備を怠りませんでした。小学生の子どもたちにも、毎朝「地震が起きたときの対策」を伝えていました。

数日後の3月11日、いよいよ大地震が襲来。私の住む水戸市は震度6強を記録し、沿岸部は津波に見舞われました。停電、水道停止、スーパーの品切れ、ガソリンスタンドの閉鎖などの混乱の中、以前から整えていた備品や備蓄のおかげで、周囲の人々を助ける余力が生まれていました。

約3年前のある日、新宿で知人との仕事の打ち上げ中に、震度5ほどの大きな地震が発生しました。私はホテルに宿泊していたため、その場に留まることに。翌朝、地震の影響で電車が遅延していたため、上野駅構内の本屋さんに立ち寄りました。普段はビジネス書を手に取るところを、なぜかマンガ本を選び、内容をじっくり見ることなくレジで精算。
その後、電車内でその本を読み始めると、驚くべきことに「大災害は2011年」と記され、かつて自ら出版した夢日記の復刻版であることが判明しました(詳細は省略しますので、興味のある方はご調査ください)。

水戸へ戻る道すがら、スタッフと新宿での地震体験や、上野駅構内の本屋さんで手に取った不思議な本の話を交えながらいつもの道を走っていると、突然左側から強い光が差し込みました。
車を引き返して現場に向かうと、そこには小さな神社があり、光の正体は保存樹として知られる立派なタブノキでした。
直感的にこのタブノキから何かを伝えられていると感じ、調べてみると、タブノキ(別名:玉の木)は神の魂が宿りやすく、丸木舟の材質にも適していると言われています。
何百年もの樹齢を重ねたこの神秘的な木は、まるで「ノアの箱舟」を彷彿とさせるもので、急いで標高測定アプリを使ったところ、その高さは43mであることが分かりました。

3.11直後の4月、ワーゲンバスにソフトクリームの機械を積み込み、東北の津波被災地域へソフトクリームを配る活動を私自ら行いました。
想像以上の津波の高さにただただ恐怖を感じながらも、これまでの備えの重要性を改めて実感。それ以降、私の「備えよ常に」の精神には、象徴的な「標高43m」という言葉が加わったのです。

そして、未来は予測不可能。2025年にも何かが起こるかもしれません。災害はいつも突然!備えよつねに。


■代表のメッセージと、その歩み

田村大

代表の田村がプールを作るきっかけとなった少年時代のエピソードからの歩みと、造園込めるメッセージ