競技用のプールではなく、一般家庭や小規模のホテルからの依頼が多いドリームガーデンでは、フランスのマジライン社のプールを採用しています。
樹脂製躯体ユニット
マジラインプールは樹脂製躯体ユニットを連結させて、空洞部分とプールの底の部分にコンクリートを流しこんで構造体を造ります。333㎜ピッチでサイズを自在に変えることができます。
写真:茨城県大洗町での施工の様子
PVCライナーは現場溶着
躯体のコンクリートが固まったら、PVCライナー(ポリ塩化ビニール製の内幕)を貼り付けます。PVCとPVCとの張り合わせ方法は溶着をします。溶着とは、高温の熱風で表面を溶かしながら貼り合わせることをいいます。
溶着には高度な技術が必要で、専門業者に依頼するプール業者がほとんどですが、ドリームガーデンでは実績を積んだ自社職人が溶着をしています。
写真:山梨県河口湖の施工の様子
PVCライナーの絵柄はブルーモザイクが標準です、差額が加算されますが、様々な絵柄に変更することもできます。
袋状に完成されたものを取り付ける他社メーカーのPVCライナーは、海外の工場から丸められた状態で送られてくるため、厚みが0.75㎜しかなく、破れてしまう恐れがあります。しかし、マジライン社のPVCライナーの厚みは1.5㎜あり安心です。
プールの水質を維持する濾過機
マジラインプールでは、特殊なフィルターに効率よくプールの水をくぐらせ、水をきれいにしてくれる濾過機が標準で装備されます。フィルターは15ミクロンの小さなゴミや汚れをキャッチしてくれ、水洗いすることにより繰り返し使用することができます。
水中LED照明でナイトプール
標準装備の水中にLED照明を点灯することで、ナイトプールを楽しむことができます。3ⅿ×7ⅿのプールの場合、3ⅿ部分の中央につける水中照明1つ、それ以上のサイズの場合はサイズや形状に合わせて数を増やしていきます。
写真:茨城県ひたちなか市のプール
温水プールにしてくれるヒートポンプ
オプションで後付けもできるヒートポンプは水温を上げてくれます。
上位モデルのZ400シリーズは水温を30~30℃に上げてくれるだけではなく、真夏に熱くなり過ぎた水温をクールダウンしてくれます。
写真:ヒートポンプZ400IQ
スイミングトレーニングができる流水プール
オプションで施工時に組み入れることができるマジスポーツは、強力なジェット水流を出し水の流れに逆らって泳ぐことができます。スイミングトレーニングが可能になります。
マジラインプール3×7エントリーパッケージ
マジラインプールでは、外周20ⅿ(3ⅿ×7ⅿ~5ⅿ×5ⅿ)のプールが作れるエントリーパッケージがあります。サイズを大きくしたい場合にはこのパッケージに不足分を追加していきます。
エントリーパッケージには以下の部材が含まれます
- 樹脂製躯体ブロック H300 W333 巾250
- 濾過システム(濾過機・フィルター・コントローラー)
- PVCライナー(ブルーモザイク)
- 25ⅿホース
- 水中LED照明1ヵ所分
- コーピングストーン(笠石)
このエントリーパッケージに設置場所に合わせて配管を組み合わせます。
ここまでがエントリーパッケージの部材代になり、このほかに以下の工事が必要になります。
- 掘削や残土処分、埋戻しなどの土工事
- 躯体の組立工事
- PVCライナーの溶着工事
- 濾過機やLEDライトの設備・電気工事
- 交通費や運搬費や現場管理費などの諸経費
- 遠方の場合の宿泊費
茨城県内でこの3ⅿ×7ⅿのプールを作った場合の最低価格はおおよそ700万円(税抜き)で部材代が6割くらいになります。
マジラインプール取扱について
マジラインプールは、フランスのマジライン社の製品で、日本ではプールカンパニー(プロスパーデザインのプール事業部)が総代理店をしています。
プールカンパニーは全国で数社、提携店を設置しておりドリームガーデンはその1社になります。
主に茨城県を中心にマジラインプールを販売していますが、提携店がない都道府県や、弊社のトータルデザインと施工技術の高さを求められた場合、遠方からの依頼を受けることもあります。